星ふる夜に

観劇の感想とか。過去の観劇も文章まとめ直して投稿したりしてます。

感想︰舞台『ノラガミ -神と絆-』

ざっと感想

 結論から言うとおもしろかったです。ノラガミ好きな人には是非観てほしいし、知らない方でもノラガミの知識をつけた上で観たらおもしろいんじゃないかな~って思います。2.5次元らしい、キャラクター性を全面に押し出していて。愛着の度合いによって抱く感想が全く違いそうだなぁと思う構成の舞台でした。というのも、特に主役二人の見せ場が少ないから。それが残念というか「これでいいのか…?」という感じです。原作目当てではない、鈴木さんや植田さんファンの方は物足りないかもしれません。

 脚本は全体的にコンパクトにまとまってるなぁという印象。上演時間も短いしな……。でも、その中にキャラクターの心情の動きが多く描かれていたので感情移入がしやすく、舞台の世界へ没入することができました。オリジナルキャラクターの見せ場がすごく多い。オリジナルキャラクター達に感情移入ができるかどうかが、「この舞台を面白いと思うかどうか」の鍵を握っているひとつだと思います。

 面白いな~って思ったのは、神器召喚の演出。客席に向けたスポットライトが一斉に光って、視界が一瞬奪われます。この臨場感は劇場でないと味わえなくて。舞台ならではの演出でとても好きだしなんだか癖になります。ノラステは映像×演出×役者でうまく臨場感を演出していて、そこが魅力だと思いました。

 あと個人的には糸原さんの脚がすごく綺麗でした。小福ちゃん、あどけない感じがすごくかわいかったなぁ……。この舞台でのお気に入りのキャラクターです。

 

殺陣

 プロジェクションマッピングと、役者さんの動きが融合した殺陣は圧巻でした。舞台の構成をみても殺陣のボリュームはかなり多いほうかなぁ。メインキャラクターで殺陣を演じるのは三人しかいないのですが、それぞれが違う戦い方をするので見ていて楽しかったです。パワーがある。夜トは二刀の刀をとてもなめらかに振り回しながら戦い、毘沙門天は銃や大剣に持ち替えながら戦い、敢御は小さな剣と小さな盾で素早くもダイナミックな動きで戦う。
 特に、プロジェクションマッピングと融合している点が新鮮。映像で投影された妖を斬って、奥から夜トが登場する演出は、舞台ならではのファンタジー性を感じられてとても好きです。